2023年度ヨーロッパザラボヤ付着情報(No5)

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令和5年10月4日

小規模な付着が継続しています。

4月から垂下していた付着器への平均付着重量は、前回と同程度でした。

調査方法

・山田湾内の定点において調査。
・ホタテガイ貝殻製の付着器を5m、10m、15m水深に3枚ずつ垂下し、約1ヵ月間に付着したヨーロッパザラボヤ(1mm以上)を計数。
・平均付着数:9枚(3水深×3枚)の付着器1枚あたりの平均値。
・4月から付着器を垂下して、ヨーロッパザラボヤの成長を調査。

調査結果

付着器投入日:令和5年4月25日、8月24日
付着器回収日:令和5年9月29日

・9/29の水深5・10・15m層の平均水温は 23.40℃、透明度は11mでした。
・8/24に垂下した付着器のヨーロッパザラボヤの平均付着数は2.4個/枚でした。
*ユウレイボヤの付着数は3.2個/枚でした。
・4月から垂下していた付着器のヨーロッパザラボヤの平均付着数は71.0個/枚(38~108個体)、平均重量は303.6g/枚(148~529g)でした。

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図1 山田湾定点における平均水温(5・10・15m)の推移
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図2 山田湾定点におけるヨーロッパザラボヤの平均付着数の推移
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図3 山田湾定点におけるヨーロッパザラボヤの平均付着重量の推移
※5月も付着していたが、計測できない小型個体のみだったため「0」とした。
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写真 4月から垂下していた付着器に付着していたヨーロッパザラボヤ
(上段:5m、中段:10m、下段:15m)

今年度のザラボヤ付着情報は、今回で終了となります。