令和5年10月5日発行
来遊量は前年並、対象期間を通じて漁場が形成される。魚体は前年より小さい。
9月29日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構から「2023年度 第2回 太平洋スルメイカ長期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
令和5年8月~9月に実施したいか釣り調査及び漁況経過を主要な情報として、太平洋における令和5年10月~12月のスルメイカの来遊量を予測したものです。
今後のスルメイカ漁況の見通し (令和5年10月~12月)抜粋
対象海域:道東太平洋海域、根室海峡~オホーツク海、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域
対象漁業:いか釣り、底びき網、定置網、まき網、刺し網
対象魚群:主に冬季発生系群(2023年級群)
1 道東太平洋海域(いか釣り、底びき網)
(1)来遊量:前年を下回る。
(2)漁期・漁場:対象期間中の漁場形成は散発的となる。
(3)魚体:見通しを示せない。
2 根室海峡~オホーツク海(いか釣り、定置網、底びき網、刺し網)
(1)来遊量:前年を下回る。
(2)漁期・漁場:漁場形成は前年と同様に12月までとなる。
(3)魚体:見通しを示せない。
3 津軽海峡~道南太平洋海域(いか釣り、定置網)
(1)来遊量:前年を下回る。
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場が形成される。
(3)魚体:前年より小さい。
4 常磐~三陸海域(いか釣り、底びき網、定置網、まき網)
(1)来遊量:前年並。
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場が形成される。
(3)魚体:前年より小さい。
御意見等は、漁業資源部(担当: 小野寺)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/pr2023/fri_20230929_surume-pac-2nd.html)
を御参照願います。