令和5年10月17日発行
三陸海域では、11月上旬になると三陸北部沖合に漁場が形成される。
10月10日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2023年度第4回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (10月中旬~11月下旬)抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域、常磐海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・10月中旬の来遊量は低位水準で増加する。10月下旬~11月中旬の来遊量は低位水準で推移する。
・11月下旬は断続的な来遊となり、終漁となる。
・多くの魚群は、道東海域よりも東~南側を南下する。
(2)漁場
・10月中旬~11月中旬は落石~襟裳岬沖に漁場が形成され、道東海域より東~南側の公海も漁場となる。
・11月下旬は、襟裳岬沖に漁場が残る。
2 三陸海域
(1)来遊量
・10月中旬~下旬の来遊量は増加するものの低位水準である。
・11月上旬~中旬は低位水準で推移し、11月下旬は低位水準で減少する。
(2)漁場
・10月中旬~11月下旬は、三陸北部~南部海域の沖合に漁場が形成される。
3 常磐海域
(1)来遊量
・10月中旬~下旬は、来遊がない。
・11月上旬~下旬は断続的な来遊があるが、来遊量は少ない。
(2)漁場
・10月中旬~下旬は、漁場は形成されない。
・11月上旬~下旬は、常磐北部海域に漁場が形成される。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
https://www.jafic.or.jp/information/2023/10/10/1081/