令和6年8月1日発行
来遊量は前年並、対象期間を通じて漁場となる。
7月31日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構から「2024年度 第1回 太平洋スルメイカ
長期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
令和6年5月~7月に実施したいか釣り調査及び漁況経過を主要な情報として、太平洋における令和6年8月~9月のスルメイカの来遊量を予測したものです。
今後のスルメイカ漁況の見通し (令和6年8月~9月) 抜粋
対象海域:常磐~三陸海域、津軽海峡~道南太平洋海域、道東太平洋海域
対象漁業:小型いか釣り、底びき網、定置網、まき網
対象魚群:冬季発生系群(2024年級群)
1 常磐~三陸海域(小型いか釣り、底びき網、定置網、まき網)
(1)来遊量:前年並
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる。
2 津軽海峡~道南太平洋海域(小型いか釣り、定置網)
(1)来遊量:前年を下回る
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる。
3 道東太平洋海域(小型いか釣り、底びき網)
(1)来遊量:前年並
(2)漁期・漁場:漁場形成は散発的で、明瞭な主漁期は無い。
※昨年と同様に調査で漁獲されたスルメイカが非常に少なく、魚体サイズに関する情報が極めて限定的であるため、今年度も魚体サイズの予報はありません。
御意見等は、漁業資源部(担当: 村上)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/)を御参照願います。