令和6年9月20日発行
三陸海域沖合では、10月下旬になると断続的な来遊があるが、来遊量は極めて少ない。
9月19日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2024年度第2回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (9月中旬~10月下旬)抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・9月下旬は、少ないながらも来遊の可能性はある。
・10月上旬になると、沖合から魚群が来遊するが、来遊量は前年並みで少なく、来遊は断続的。
・10月中旬~11月上旬の来遊量は低水準。
・多くの魚群は、道東海域よりも東~南側を南下し、道東近海に来遊する群は極めて少ない。
(2)漁場
・9月下旬は、漁場は形成されず、主漁場は道東海域より東側の公海となる。
・10月上旬~中旬に、落石沖の沿岸から離れた沖合を中心に散発的に漁場が形成される。
・10月下旬~11月上旬は、落石沖と襟裳岬沖に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
・9月下旬~10月中旬は来遊が無い。
・10月下旬~11月上旬はと断続的な来遊があるが、来遊量は少ない。
(2)漁場
・10月下旬~11月上旬は、三陸南部沖合に散発的に漁場が形成される。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
https://www.jafic.or.jp/notice2/20240919.pdf