令和7年3月6日発行
令和7年のイカナゴ仔稚魚(コウナゴ)の分布密度は、前年と同様低水準。
2月12日、25日に漁業指導調査船「北上丸」でイカナゴ仔稚魚調査を行いましたので、結果の概要をお知らせします。
1. 令和7年漁期前のイカナゴ稚仔魚分布密度調査結果
県南、県北の調査定点(図1,3)において、水深15mを仔稚魚採集用のネットで曳網しました。
県北海域8定点の平均分布密度は0.34尾/100m3(前年0.01尾/100m3未満)、県南海域8定点の平均分布密度は0.05尾/100m3(前年0.29/100m3)と、県北海域では前年を上回り、県南海域では前年を下回りました(図2,4)。両海域とも令和4年以降、分布密度は低水準が続いています。
また、両海域においてスケソウダラ、マコガレイの仔魚が採集されました。詳しい調査結果は以下の図表をご覧ください。
県北海域の調査結果
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図1 調査定点
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図2 分布密度

県南海域の調査結果
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図3 調査定点
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図4 分布密度

2 令和6年までの漁況
令和6年のイカナゴの主要6港における水揚量は0t、操業隻数も0隻でした。
県内水揚量は令和2年以降低水準が続いています。
