ミニ知識/スルメイカ


最もポピュラーなイカ


頭足綱二鰓亜綱ツツイカ目開眼亜目アカイカ科(スルメイカ類)

イカは、軟体動物です。ですから、アワビとか、アサリ、シジミ、タコとかと、一緒の種類に分けられます。イカの仲間は、腕(足ではなくて腕と呼びます)が10本有ります。そのうち2本が残り8本とは違い、餌の魚などを捕まえるときに使うので、触腕と呼ばれています。お腹側には漏斗(ろうと)と呼ばれる部分があり、水を吐いたり、墨を吐いたりします。

スルメイカ:イカ類中、最も馴染みの深い種類で、刺身等で食される他、名前のとおり干物として“するめ”の原料となります。
岩手県では4月から翌年1月にかけて、いか釣り、定置網、底曳網で漁獲され、平成15年の漁獲量は10,247トンで、本県沿岸漁業(養殖業を除く)生産量の約8.5%を占めます。
スルメイカは寿命が約1年で日本全国に分布しますがが、大きく分けて三つの系統群があると考えられています。つまり、①冬季に東シナ海~九州沿岸で生まれ、太平洋沿岸と日本海沿岸に分かれて北海道まで北上回遊する群、②秋季に九州西方で生まれ、主に日本海沖合に分布する群、及び、③夏季に各地の沿岸で生まれ、小型で大きな回遊を行わない群、の3つです。
岩手県沿岸へは、主に冬季に生まれた群が北上する過程で来遊しますが、その来遊量は年によって大きく変動します。かつて昭和40年代までは、今より漁撈設備が劣っていたにも拘わらず、いか釣りだけで最大2万トン以上漁獲されていましたが、昭和50年代に入って激減しました。平成になって回復してはいるものの、年による変動が激しく、こうした変動は、主にその年々の海況条件等によって、スルメイカの資源量自体が変動するためと考えられますが、まだくわしくは分かっていません。