ミニ知識/サンマ

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夜のネオンに誘われて……?

ダツ目サンマ科

  • サンマ Cololabis saira
    • 分布
      • 日本~アメリカ西岸にいたる太平洋北部に分布。表層性。
    • 形態
      • 口がとがり、体は扁平で、体側が銀白色に光る。全長40cm。腹びれが後方にあること、背びれとしりびれの後に小さなひれ(小離びれ)があることが特徴。吻端と尾柄部後方は黄色味を帯びる。死ぬと鱗がはがれやすい。
    • 生態
      • 春から夏にかけて日本の西南海域から北海道や千島列島南部の沖合まで北上し、8月中旬ころから南下します。三陸では北上期の6~7月にも、定置網などでかなりまとまって漁獲され、南下期の10月頃にも漁場が形成されます。卵は流れ藻に付着しており、発見される時期は冬から夏までと長く、場所も一定せず、日本各地でみられる様です。飼育実験や耳石の研究から、7~8か月で中型魚に、満1年で30cmを超える大型魚になることが示され、サンマは年魚であることがわかりました。餌は主に浮遊性の小型甲殻類(エビ、カニの仲間)を食べています。
    • 漁法
      • 漁獲は、主に「棒受け網」と呼ばれる網で行われます。サンマが、夜、灯りに集まる習性を利用した漁法で、夜、集魚灯(船の横から出っ張っているランプです)に集まったサンマは文字どおり一網打尽にされます。サンマが多く漁獲される水温は、14~18℃。全国の生産量は14~30万トンで、近年、岩手県に水揚げされたサンマは1万トン~7万トンの間で推移しており、近年では、新鮮なサンマが全国に向けて市場から直接家庭へ宅配便等で送られています。TACで漁獲量が管理されています。
      • 秋のサンマは北の海でたくさんの餌を食べているので脂がのっていますが、初夏のものは脂がなくさっぱりしているため、焼き魚としては物足りないく、たたきや刺身にして食べます。開きやみりん干しなどにも加工されます。

(注)TAC(Total Allowable Catch)とは、漁獲可能量のことで、毎年魚種毎に、何万トン漁獲しても良いか国が決めます。